着物で楽しみたい!「大正ロマン×百段階段」

ホテル雅叙園東京は2022年4月16日(土)~6月12日(日) 、敷地内にある東京都指定有形文化財 「百段階段」において大正~昭和初期の世界を堪能できるイベント「大正ロマン×百段階段」を開催する。

左:『婦人グラフ』7月号表紙(大正15年) 竹久夢二/中:「葡萄」鈴木孝/右:『百貨店ワルツ』より「呉服部」マツオヒロミ

大正から昭和初期にかけては、新たな大衆文化が大きく花開いた時代。「百段階段」が完成した1935年(昭和10年)は、大正ロマンから昭和モダンの華やかな時代を経て、世界大恐慌や第二次世界大戦の暗い足音も近づいてきていた。
同イベントでは昭和初期の文化財建築を舞台に、激動の時代へと突き進む以前のひと時、新たな時代の幕開けを迎える人々の気運に満ちた華やかなりし「大正ロマン」の世界がテーマになっている。

期間中は、大正ロマンを代表する画家・竹久夢二作品をはじめ、人気イラストレーター・マツオヒロミ氏の大ヒット作『百貨店ワルツ』とのコラボレーション展示、レトロモダン着物での記念撮影におすすめのフォトスポットなどがあり、大正~昭和初期の世界を建物全体で体感できる企画になっている。

★★★みどころ★★★

<原画を含む竹久夢二作品約50点を展示>
大正ロマンを代表する画家の一人、竹久夢二。本展では直筆原画を含む約50点の作品を「港屋絵草紙店」「美人画」「童画」「セノオ楽譜」の4つのカテゴリに分けて展示。竹久夢二×百段階段の画家たちの時を超えたコラボレーションが楽しめる。

<百貨店」「喫茶室」などテーマごとの大正ロマンの世界を体感>
商品を販売するだけでなく、文化や流行を創出する場でもあった「百貨店」。
本展では大正ロマンの世界観に影響を受けた作品世界で人気のイラストレーター、マツオヒロミ氏の大ヒット作『百貨店ワルツ』とコラボレーションのもと、華やかで幻想的な百貨店の世界を文化財空間で堪能できる。展示品の一部は実際にミュージアムショップで購入も可能。

また、ステンドグラスを配しモダンな喫茶室を再現した部屋も登場。見るだけではなく“体験”できる企画となっている。

<文化財ならではの沢山のフォトスポットも>

126枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段は着物でのお出かけや撮影にもおすすめ。大正時代の設えをイメージしたフォトスポットも登場する。

<大正浪漫喫茶室>

創業当初、百段階段は晴れやかな宴を楽しむ宴会場として使用されていた。本展では「草丘の間」にて、大正ロマンの雰囲気に満ちた喫茶室が登場する。
花鳥画や緻密な細工の建具など美しい意匠に満ちた文化財と、本展の期間だけ室内に配したステンドグラスに囲まれながら、タイムスリップをしたような空間でお茶とお菓子が楽しめる。
1名様¥1,000
営業時間:11:30~17:00(L.O)

入 場 料は一般1200円、学生600円(※要学生証提示、未就学児無料)

チケット購入先

https://www.e-tix.jp/100event/TaishoRoman.html

 

 

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