◆素足が気持ちいい「日田下駄」、ソールカラーがブラックに!

地域文化商社うなぎの寝床(福岡県八女市)は、大分県日田市で作られている日田下駄のオリジナル商品の販売を開始します。
下駄の製造は日田市の「本野はきもの工業」。
鼻緒には「ぬぬ工房(沖縄県)×宮田織物(福岡県)×うなぎの寝床(福岡県)」の産地間コラボの刺子花織の生地を使用しています。

特集ページ:https://unagino-nedoko.net/archives/36978/

日田下駄の特徴でもある神代焼き仕上げ(木地の表面を焼いてブラシをあて木目にそった凹凸のあるうづくり加工)を施した日田杉の下駄をうなぎの寝床オリジナルで作成。

「神代焼き仕上げ」による木目の凹凸で、足裏に自然な隙間ができ、無塗装なので木の調湿機能を妨げることもなく足裏が快適です。
日田杉は軽くて柔らかく、土踏まずのあたりが山なりの曲線状に削られており、足あたりも優しいのが特徴です。

鼻緒には、ぬぬ工房(沖縄)と宮田織物(福岡)とうなぎの寝床の共作である刺子花織の生地を使用。
底は硬質ゴムですり減りが軽減され、日常生活でも使いやすくなっています。
※今回より底板を黒に変更しています。

<日田下駄について>

大分県日田市は、江戸時代には徳川幕府直轄の地「天領」として、九州の経済の中心にあったといわれます。
その時代に幕府の推奨により杉の植林が始まりました。
日田が天領として繁栄していた頃は、都市部では駒下駄(台も歯も1枚の板からくり抜いて作られ、歯の低い下駄)や塗りを施した下駄が履かれるようになった時代で、町人文化の中で下駄の需要が増えていきました。

そのような時代になって、日田では日田杉の建材として使えない端材を使って下駄が盛んに作られるようになり、殖産工業(生産を増やし産業を盛んにすること)として推奨されたこともあり発展していきました。
現在でも下駄の3大産地の一つとして日田下駄は作り続けられています。
(ちなみに下駄の3大産地は、大分県日田市・広島県福山市・静岡県静岡市です)

良質な杉を育てるのに適した盆地の気候である日田。
近隣を標高1000m級の山々に囲まれ、その山々から水が流れ込む河川を、古くは水陸交通として利用し木材を下流域まで運んでいました。
こうした地元の素材を利用して作られ続けているのが日田下駄です。

つくりてである「本野はきもの工業」については、こちらをご覧ください。

<うなぎの寝床オリジナルの日田下駄の特徴>


◆日田下駄 神代焼仕上げ+無塗装

日田下駄の特徴である神代焼仕上げ。
木の表面を焼いて磨くと、柔らかいところは削られ美しい木目が残り、心地よい足触りです。
また、無塗装のため、木の調湿機能を妨げず足裏が快適です。

◆鼻緒 刺子花織の生地

鼻緒には、ぬぬ工房(沖縄)と宮田織物(福岡)とうなぎの寝床の共作である刺子花織生地を使用しています。

◆足馴染みと履きやすさ

日田杉は軽くて丈夫です。台はゆるやかな曲線で足裏にやさしく馴染みます。
底には硬質ゴムを使用。
すり減りが軽減され、音も静かなので日常履きしやすい仕様です。

◆柾目と板目

下駄の台には、柾目と板目の2種類あります。
木の中心に近い部分が柾目で遠い部分が板目です。
※天然素材を使用しているので木目の選択はできません。

<商品詳細>


■ Sサイズ・・・約23cm
■ Mサイズ・・・約24.5cm
■ Lサイズ・・・約26.5cm

価格:7,480円(税込)
鼻緒の色:全4種類

商品ページ:https://unagino-nedoko.net/product/tax_maker/motono/

<地域文化商社うなぎの寝床について>

うなぎの寝床は、福岡県八女市を拠点とし、地域に伝わる歴史や文化を独自に研究し、現代において経済的・社会的につないでいく仕組みを見出す「地域文化商社」です。

2012年7月の創業から、次世代へ継承していく「地域文化(ものづくり、まちづくり、食文化など)」の価値を見立て、社会とコミュニケーションを取れる商品・サービスを構築し、それが浸透していく仕組みを整え、つくりて(生産者)、つなぎて(地域文化商社)、つかいて(生活者)、そしてその先にある地域資源や自然も含めた生態系をつないでいきます。

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